『ウエストミンスター小教理問答 第57、59問』

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『ウエストミンスター小教理問答 第57、59問』


『ウエストミンスター小教理問答 第57、59問』 2014年3月23日

問57 第四戒は、どれですか。

答 第四戒はこれです。
「安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた」


問59 七日のうちどの日を、神は週ごとの安息日と指定されましたか。

答 神は、世の初めからキリストの復活までは、週の第七日を週ごとの安息日と指定されました。そして、キリストの復活からは、週の第一日を世の終わりまで続けるように指定されました。これがキリスト教安息日です。




第七日目の安息日

「天地万物は完成された。第七の日に、神は御自分の仕事を完成され、第七の日に、神は御自分の仕事を離れ、安息なさった。この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された。」(創世記2:1-3)

 その日を守ることによって、かつての主の民は自分たちがいかに神に依存しているかを思い起こしました。そして、神にすべてを感謝しながら、来るべき救いを待ち望みつつ主の安息にあずかりました。

週の第一日目の新たな安息日


 キリストの復活後、教会は「週の初めの日」「パンを裂くために」集まり、その日に献金をささげるようになっていきました。(使徒20:7、第一コリント16:1-2)わたしたちの罪のためにキリストが死んだのは、「週の六日目」でした。「週の七日目」は、墓の中におられました。そして、「週の第一日目」に復活なさいました。


 その日を守ることによって、キリストの教会も、かつての主の民と同じように自分たちがいかに神に依存しているかを思い起こします。しかし、彼らと違うのは、成就された救いに感謝しつつ、主の安息にあずかることです。なお、救いの完成を待ち望みますが、キリストという確かな土台に堅く立って待ち望みつつ、主の安息にあずかります。