『ウエストミンスター小教理問答 第57、58問』

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『ウエストミンスター小教理問答 第57、58問』

『ウエストミンスター小教理問答 第57、58問』 2014年3月9日

問57 第四戒は、どれですか。

答 第四戒はこれです。
「安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた」


問58 第四戒では、何が求められていますか。

答 第四戒が求めている事は、神が御言葉において、はっきりと七日のうち丸一日を御自身のための聖安息日にすると指定されたとおりに、その定めの時を神に対してきよく守ることです。




神に対してきよく守る


第三戒への違反が人の目に隠れがちなのと対照的に、第四戒は人の目によって判定されやすい戒めです。しかし、人の目にはきよく守っているように見えても、実はそうでないことも大いにあり得ます。神は、宗教熱心に歩む民に対して、こう言われました。

「むなしい献げ物を再び持って来るな。香の煙はわたしの忌み嫌うもの。新月祭、安息日、祝祭など、災いを伴う集いにわたしは耐ええない。お前たちの新月祭や、定められた日の祭りを、わたしは憎んでやまない。それはわたしにとって、重荷でしかない。それを担うのに疲れ果てた。」(イザヤ1:13-14)


安息日は、
「神に対してきよく守る」べきものです。人に対してではありません。主を礼拝する一日を大切にすればするほど、このことを覚えて参りましょう。主は、彼らを招いてこう言われます。

「論じ合おうではないか、と主は言われる。たとえ、お前たちの罪が緋のようでも、雪のように白くなることができる。たとえ、紅のようであっても、羊の毛のようになることができる。」(イザヤ1:18)