献墓式の祈り

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「献墓式の祈り」

「献墓式の祈り」    2010年、10月31日、2013年6月23日、2014年6月29日

 恵み深い父なる神様・・・今、ここに教会墓地の建設が無事になされましたことを心から感謝申し上げます。この墓地が主の御心にかなうものとして用いられるよう、感謝と願いをもってお献げいたします。・・・主の御業は、一人の知恵や力によって成るものではなく、多くの知恵と力を用いてなされるものでもあります。この墓地建設は、主の体である教会の業として、教会形成への訓練でもありました。主の良きお導きを感謝申し上げます。

 願わくは、この墓地が、主イエス・キリストの福音を信じてとこしえに生きる教会の望みを証しするものとなりますように。また、先にあなたの御許(みもと)とへ召される一人一人の死を、永遠の命の光の下で記念するものとなりますように。また、後に残された遺族の慰めともなり、希望ともなり、主なる神の御許(みもと)へと立ち返る志を励ます機会ともなりますように。

 また、願わくは、この墓地が教会の伝道を励まして力強く進めるものとして役立ちますように。あなたは、この地に改革派教会をお建てになり、今日まで福音を伝道させ続けてくださいました。この福音には、永遠の命が証しされております。主イエスは十字架で死に、私たちの罪の贖(あがな)いとなってくださいました。また、主イエスは死からよみがえり、私たちの永遠の死からの救いとなってくださいました。そして、主イエスが天に昇り、一切の権能を授けられて、とこしえに主の教会を導いてくださいます。しかし、この福音を伝える私たちに、多くの欠けと弱さがあったことをお許しください。この地の人々は、未だ永遠の命の望みについて、十分に知らされておりません。人の死について真に何を恐れ、何を望みとすればよいかを知らないままなのです。そのような中にあって、主は私たちに教会墓地をお与えくださいました。これは、福音伝道への大きな励ましでもあります。

 主よ、この教会墓地建設はただあなたの御業であります。この建設において、欠けがあるとすれば、私たちの足りなさであります。さらにあなたの御業が、この北海道の地にあらわされることを望みます。

 この教会墓地を御前にお献げし、ただ主をほめたたえます。
 ただ主イエス・キリストの御名によって、この足らざる祈りと共にあなた
がすべてを導いて建設させてくださった教会墓地をお受け入れください。

 *当教会の墓石の正面に刻まれている御言葉

「神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。
わたしの父の家には住む所がたくさんある。」(ヨハネ14:1-2)